トークスキル上達への道

会話術について書いていきます。

コミュニケーション会話術 DVD講座 聞くコース(会話がとぎれない質問力Lesson2のDVD) レビュー

 

コミュニケーション会話術 DVD講座 聞くコース(会話がとぎれない質問力Lesson2のDVD) レビュー

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こんにちは コミュtk です。

 

前回は聞くコースのlesson1のDVD

 

talkskill.hatenablog.com

 の記事を書きました。

 

かなり勉強になりました。

 

続いて今度は質問力といわれる

 

会話がとぎれない質問力を身につける講座です。

 

レビューしていきますね。

聞き上手、基本のおさらい

前回のおさらいをしましょう。

 

相手の話は、そのシーンを思い浮かべながら聞く

 頭の中にテレビがあるようなイメージで、絵や映像で思い描きながら相手の話を聞く。

言葉を追いかけながら聞くのではなく、そのシーンを想像する。

 

× メモ帳があって文字を書き起こしながら聞くのはNG。

相手とやりとりすることを大事に

大切なのはあなたが何を話すかではなく

「相手とやりとりをしよう」という意識。

相手から

「言葉と気持ち」が送られてきたら、あなたも「言葉と気持ち」を返す。

この丁寧な気持ちのキャッチボールで、会話はこれまでの何倍も膨らむ。

反応は相手に届けることを意識する。

聞くスキルのバリエーション

①「へぇー」 

 「えー」

 「ほ~」

 といった言葉にならない言葉(感情表現)

②同じ言葉を繰り返す(オウム返し)

③ピンポイントで気持ちをわかってあげる言葉

 

 

聞くスキル3つめ ピンポイントで気持ちを分かってあげる

話を聞いて、あなたが感じたことを言葉にする

あなたの気持ち・感想を伝えよう

相手の話をきいて、そのシーンを絵や映像にして思い浮かべたら、

あなたが感じた事をそのまま言葉にしてみます。

最も使いやすい言葉は、話し手が

 

いい話(プラスの話、嬉しい話、楽しい話等)をしているなら

「いいですね」

例)「来週から旅行なんですよ」

  「へぇー♪ いいですね」

悪い話(マイナスの話、困った話、嫌な話等)をしているなら

「いけませんね」

例)「昨日から熱がありましてね」

  「あら・・・いけませんね」

とつかってみましょう。

ただ、声を出すのではなく、相手に言葉と気持ちが届くことを意識してください。

短く、何度もやり取りを。相手と自分の間に橋を架けるように。

× 焦ってすぐに 「いいですね」 「いけませんね」を返さないこと

 ゆっくりと返すことです。

 焦って返すと気持ちも入らないし、やりとりの回数も減ってしまいがちです。

 

「うらやましい」

「びっくりしました」

「意外ですね」

も使いやすい言葉です。

 

「うらやましい」

「うちの家内は料理が上手なんです」

「へぇ~!うらやましいです」

「びっくりしました」

「私、マンションで10階まで階段であがってるんです」

「えーっ、びっくりです」

「意外ですね」

「スポーツは苦手で」

「そうでしたか~、意外ですね」

 

話を聞いて、あなたが感じたことを言葉にする

 相手自身の気持ちを想像して言葉にしてみることです。

今度は、相手自身の気持ちを想像して言葉にしてみる

「先週、旅行にいってきましたね」

「たのしかったでしょう」

「楽しかった?」と質問の形にせず、

「楽しかったでしょうね」と、

「でしょうね」

という形を使えるようになってください。

「楽しかった?」

と質問すると、

相手は

「YES」

「NO」

と答えるだけで、そこから楽しいエピソードに発展しにくいのです。

 

 YES,かNOと反応がかえってくると

聞き手は次どうしようとあたふたすることになります。

「たのしかったでしょうね」

と気持ちにアプローチすると、相手はイメージが広がって、

「それがね」

とエピソードを話しやすくなります。

すると会話がはずむのです。

「~でしょうね」という言い方を是非マスターしたいものです!

でしょうね は半分質問みたいな形になっていて使い勝手がいいです。

言われた方は感情が刺激され、湧いてきます。

この言い方のよいところは、楽しくなくても返答が来ることです。

それがね~という感じでつながるんところがよいです。

共感下手3パターンから抜け出してください

「大変ですね」⇐ 共感下手ワード

「よかったですね」⇐ 共感下手ワード

「すごいですね」⇐ 共感下手ワード

の共感下手3パターンからぬけだしましょう。

①うちの犬、病気になりましてね」(どんな病気?病院にはいったの?の前に)
「心配ですね」

②平日に休みが取れたんで、昼間からトンカツでビール飲んでました」

「最高ですね!」「たまりませんね~」

 ③「ホームでならんでいたら、関西人のおばちゃんに割り込みされたんですよ」

「腹たちますねー」

 

質問力を磨くと会話が盛り上がる

質問の代表格は5W1H

「昨日映画をみたんですよ」

「何をみたんですか?」

スターウォーズです」

「誰といったんですか?」

「友達とです」

「どちらの映画館に?」・・・

5W1Hは使いがちですが分析していく会話になるので会話が盛り上がりません。

相手の答えも単語になりがちです。

相手からエピソード(何がどうなってどんなことを思ったりしたりしたよ、

というお話)が出てきにくいので会話が弾みにくくなります。

訓練

「お花見にいったら猿回しをやっていておさるさんをなでなでさせてもらった」

①想像したもの(想像した景色の中に見えるもの)を、全て書き出す

例)サル。さるまわし、太鼓、お客さん、屋台、桜など

②書き出したもの中から質問を。

例)「どんな曲芸をみせてくれるの?」

  「お客さんは集まっていた?」

  「なんのイベントだったの?」

  「おサルさんは猿回しのいう事をよく聞くの?」

 

5W1H「どこにお花見にいったの?」(Where どこ?)

    「誰といったの?」(Who 誰?)

だけの質問よりも、質問の幅がぐっと広がりました。

 

質問とは、このように、

話し手が実際に体験したものと聞き手が想像したことをすり合わせる作業の事。

これがどんどん一致してくる楽しさを味わってください。

  

 

想像したシーンの中に(相手その人)も登場させて

猿回しやお花見会場だけでなく、話しているその人自身もちゃんと想像の中に登場させてください。

その人はどんな表情をしてそうですか?

どんなことをおもっていそうですか?

何をしていそうですか?

質問がその人自身に及ぶと、その人の人柄にふれることができます。

そしてエピソードも出てきやすくなります。

例)「おひねりはあげたの?」

  「写真は撮った?」

  「インスタに載せた?」

  「お猿さんてどんな感触でした?」 

  「怖くなかった?」

もう会話は、「お花見そのもの」から「相手その人自身」へと移り始めています。

おひねりの金額が聞ければ、その人が奮発しちゃうほうなのか節約家なのかが見えてくるかもしれません。

インスタグラムに載せたかどうかを聞けば、その人がSNSに詳しいのかというのかもわかるかもしれません。

 

こんな風に、聞き手であるあなたが相手のお話をリアルに想像することによって、

相手その人自身へとお話を展開していくことができます。

これが会話がはずむ質問の極意です。

 

 

質問と反応はセット

「おひねりはあげたの?」

「2000円あげたんです」

「えーっ!そんなにですか♪」

質問と反応は必ずセットです!あなたがどれほどいい質問をしても、

せっかく返ってきた答えに対して「あ、そうなんですか・・・」しか言えなければ

そこで会話はストップします

 聞いといて反応よくないのはルール違反です!

よくやりがちなんですけどね。

互いの想像しているものを一致させる(一体感)のために

共感や反応することで、聞き手と話し手の想像しているものがどんどん一致してきます。

 

聞き手は、話し手が何かを伝えるたびに、いい反応と共感を心がけてください。

いい反応をすることで、話し手の話がよりリアルに頭の中に描けてきます。

リアルに描けてくるからこそ、よりいい質問が浮かぶようになります。

共感と質問はつながっています。

質問だけでは会話ははずまないのです。

話し手も、いい反応・共感をもらうことでどんどんリアルに思い出してきます。

共感しあう事で、互いのイメージするものが同じになってくるから話がつきない。

これが一体感を作り出します。

 

話し手が話そうと思っていたものが2個だったものが、

聞き手が共感・反応をしてくれることで、話し手が話したいことが5個にも10個にも

増えていく。

これが聞き手の力なのです。

 

話題そのものではなく、相手その人を主人公に

「私最近ね、すごくいい靴をかったんですよ」

相手がこんな風に話し始めたら、あなたはどんな質問をするのでしょうか?

 

言葉だけを追いかけながらこの話を聞いていると、思い浮かぶ質問は、

「どんな靴?」

「色は?」

「ブランドは?」

「どこで買ったの?」

「いくらしたの?」
5W1Hの質問ですね。

と意識が『靴』にしか向かなくなってしまいます。

この質問だと、短く限定的な答えしか返ってきません。

x「私最近ね、すごくいい靴を買ったんですよ」

 「へー。どんな靴ですか?」

 「ショートブーツなんです」

 「どちらで買われたんですか?」

 「梅田です」

 「そうなんですか(ここからどうしよう・・・)」

靴に関して質問できることなんてごくわずかですから、あっという間に会話が

終わって、またあなたが苦しむことになってしまいます。

 

そこで!

靴ではなく 相手その人自身を想像の中に入れてみてください。

その人がその場所で、どんな表情をしていたりどんな気持ちでいるのか、

どんな行動をとりそうかを想像してみましょう。

すると、

・その人が、お店を探している様子

・その人がお店で靴を手にとっている様子

・その人が、試着している様子

・その人が、店員さんとおしゃべりしている様子 etc・・・

 

そんな場面が浮かんできます。 すると質問の幅が広がってきます。

◎「どのぐらい試着したの?」

 「店員さんとは相談した?」

 「吟味する方?衝動買いするほう?」

こんな質問ができると、相手から帰ってくる答えの幅もぐっと広がります。

『靴』ではなく、『靴を買った)その人がどんな人なのか』

に目を向けることが、会話がはずむコツです。

冷蔵庫を買った、服を買った、どんな話題でもルールは同じです。

冷蔵庫や服に注目するのではなく、「話してその人自身」が主人公です。

訓練

「この間出張だったんですよ」

まずは5W1Hのような質問で構いません。

「どちらへ?」

「何泊ですか?」

「お一人ですか?それとも誰かと?」

このような質問で、まずは情報自体を整理しましょう。

 

ではいよいよ、出張にでかけているその人を想像してみましょう。

その人は何をしそうでしょうか?

どこにいそうでしょうか?

どんなことを思っていそうでしょうか?

あなたが想像したもの(想像した景色の中に見えるもの)を

全て書き出してみてください。

 

例)新幹線の中、飛行機の中、飲食店、ホテル、など

②あなたが想像したものの中からどんな質問ができそうですか?

例):新幹線の中ではどんな風に過ごすんですか?

 

もう一歩、想像力をふくらませてみよう

「すごくいい靴をかった」

その人が、靴を買う前や買った後にどんなことをしたり、おもったりしそうかを想像してみましょう。

買う前のストーリーを想像すると、

「なにか買う目的(同窓会や結婚式があるとか)があったのかな」

「買う前もすでに、ネットや雑誌で見ていたのかな」

「買ってから「やっぱり違う」っておもったりするのかな」

など・

そのまま使えばとてもいい質問になります。

・行動(しそうなこと)から想像してみると→

「下見」「トータルコーディネイト」などが浮かんで来たら、

「下見とかもしたの?」

「家で履いたりする?」といった質問ができそうです。

 

 

・気持ちから想像してみると→

「後悔」「迷い」「決断」などが浮かんだら、

「買うときは迷わない方?」

「決めるまでどれぐらいかかった?」

「欲しいと思ったら我慢できない?」

といった質問も楽しいです。

 

突然質問すると不自然です!

「私最近ね、すごくいい靴をかったんですよ」

「買ってから後悔したりしません?」

これでは唐突すぎます。

まずは共感や反応を使いながらゆっくりする時間が大事。

そうして互いのイメージするものを近づけます。

相手の一番伝えたい話を聞いてしっかりとやり取りをしてから質問の出番です。

 

 

 

 

コミュニケーション会話術 DVD講座 話すコース(会話がとぎれない質問力Lesson1のDVD)レビューまとめ

 

・相手の話を聞いて、あなたが感じたことをそのまま言葉にしてください。

「いいですね」

「いけませんね」

そんな簡単な言葉で構いません。

・「楽しかったですか?」

と質問せず、

「たのしかったでしょう」

のように

「〇〇だったでしょう」という形を使えるようになってください。

・相手の気持ちをピンポイントで分かってあげることができるよう

ボキャブラリーをどんどん増やしていってください。

・質問は想像力から生まれます。まず相手の話を絵や映像で、

そのシーンを具体的にイメージすることがスタートになります。

・あなたが想像したシーンに見えているものから質問をしてみましょう。

質問とは、あなたが描いたシーンと、相手が実際に体験したシーンをすりあわせて

いくような作業です。

・そのシーンで、相手が

「しそうなこと」

「思いそうなこと」

まで想像できたらそれをそのまま質問してみましょう。

きっとたくさんお話してくれます。

・質問と反応は必ずセットです。

せっかく答えたのにあなたの反応が小さいと、相手はがっかりしてしまいます。

 

つかえそうな内容ばかりで今回もためになりました。

 

 

日常の会話に活かしていきたいですね! 

次回は

 

talkskill.hatenablog.com

 になります。

DVDをみないと細かいニュアンス・雰囲気はつかめないので

DVDの購入をおすすめします。

 

www.e-0874.net