トークスキル上達への道

会話術について書いていきます。

コミュニケーション会話術 DVD講座 聞くコース(知らない会話になったときLesson3のDVD) レビュー

 

コミュニケーション会話術 DVD講座 聞くコース(知らない会話になったときLesson3のDVD) レビュー

f:id:takeyamasatoru:20180421224744j:plain

 

こんにちは コミュtk です。

 

前回は聞くコースのlesson2のDVD

 

 

talkskill.hatenablog.com

 


 の記事を書きました。

 

相手の会話から想像したことを元に

質問を作る部分が参考になりました。

 

続いて今度はよくある

 

知らない会話になったとき講座です。

 

それでは、レビューしていきますね。

知らない話でも、聞ける話と聞けない話がある

野球、サッカー、ゴルフ、ファッション、アクセサリー、ギャンブル、子供、

自分が見ていないドラマ、自分が知らない人物、行ったことがない場所・・・

自分がその話題について経験や知識がなければ、会話を広げるのは難しいと感じている方は多いです。

ですが実は、知らない話・興味のない話でも、楽しく聞ける話と聞けない話があります。

その差は、

「話題そのものについての話」

なのか

「相手その人自身の話」

なのか。

聞き手であるあなたが、「相手その人自身の話」が引き出せるように上手に質問ができれば、知らない話も楽しく聞かせてもらうことができるのです。

 

知らない話、興味の無い話、共通の話題が無いときを解決してくれるのは質問力!

 

 

誤解 その① 自分も話さなければならない

A,(私、プロ野球が好きなんですよ」

B,「今年はカープが32年ぶりに優勝するかもしれませんしね」

のように、知っていることを互いが話すという会話パターンしかしらなければ、

知識・経験のない話題は対処のしようがありません。

 

 でも自分が知らない話題でも、相手がお話をして自分が話を聞く、というパターンがあることに気づけば、解決の糸口が見えてきます。

「相手が持ち出した話題について自分も話さなければならない」というのは誤解です。

誤解 その② 話題そのものについて話さなければならない

野球の話なら「野球」について、買い物の話なら「買い物」について話をしなければ

ならない。これも誤解です。

同じ「野球」でも、もっと別の角度から見たお話ができることを知れば、知識・経験のない話でも楽しく会話し、相手と親密になることができます。

 

知らない話はこれで楽しい話に変わる

①なにはともあれ、相手が話を始めたら

「へぇ~、そうなんですか♪」

といい反応をすることがスタートです。

まずは共感や反応を使ってゆっくりする。

 

②話題がなんであれ、お話の中心となるべきは「相手そのひと自身」。

相手を主人公にした質問を。

 

大事な視点

× 

「宝塚は・・・ですか?」

例:「宝塚ってチケットは取りにくいの?」

  「宝塚って全員で何人いるの?」

ではなく、

◎ 

「あなたは宝塚を見る時、・・・ですか?」という発想を。

例)「宝塚を見るときって、おしゃれして行くの?

  「宝塚グッズももっているの?」

 

 

質問の主語は、話題(宝塚歌劇団)ではなく、相手その人(あなた)になります。

話題そのものについて質問をするから、よけい苦しい

「(ゴルフ)スコアはどのぐらいなんですか?」

「(宝塚歌劇団)誰のファンなんですか?」

話題そのものについて無理に質問をすると、よけいわからない答えが返ってくるので

会話を続けることが難しくなってしまいます。

 

①まずは5W1Hから

「いつ」

「どこ」

「誰と」

のような5W1Hのうような質問から始めて構いません。

「(ゴルフ)月に何回ぐらいいくんですか?」

「(宝塚)誰と行くんですか?」

②次に想像力をつかった質問へ

コツは、話し手であるその人が、

「しそうなこと」

「いいそうな事」

「思いそうなこと」

を想像します。

 もっと広げて、その人が

「持っていそうなもの」

 「家にありそうなもの」

「ほしそうなもの」

「詳しそうなこと」

「得意そうなこと」

「行ってみたそうな場所」

などなど、

自由に想像を広げてみてください。

「きっとこうに違いない!」

という決めつけでOKです!

 訓練

「私、釣りが大好きでして」

という人を自由に想像してみてください。

釣り好きな人がしそう、言いそう、思いそう、もってそうなもの等をいくつでも

書き出してみましょう。想像力を駆使してくださいね。

例)魚がさばけそう、朝が早そう、釣り番組を録画してそうetc・・・

②想像したものの中から、そのまま質問することができます。

例:魚をさばくことができるんですか?釣りの朝は早いんですか?釣り番組は予約してます?

訓練

「野球を見るのが好きなんですよ」という人を自由に想像してみてください。

スポーツの話題が苦手な人にはとてもいい練習です。

例)スポーツ新聞買ってそう、応援グッズもってそう etc

② 想像したものの中から、そのまま質問することができます。

例)やっぱりスポーツ新聞は買いますか? 応援グッズはもってるんですか?

「きっとこうに違いない!」という決めつけは自由でかまわないですが、

ひとつ注意点があります。

それはマイナスの決めつけをしないこと。

例)一人暮らしなんですよ→寂しそう、つまらなそう

  料理が好き     →めんどくさそう

このようなマイナスの決めつけは、話し手を嫌な気持ちにさせてしまいます。

相手が楽しそうに話しているのなら、それは楽しいはず。

気を付けてみてください。

このまま覚えて使ってみよう

「ネガティブですか。ポジティブですか?」

営業ではポジティブ?ネガティブ?

恋愛ではポジティブ?ネガティブ?

など、様々なことに応用しやすい楽しい質問です。

ほら、知らない話も楽しくなってきたでしょう。

野球のルールも選手も知らなくていい。宝塚やゴルフに興味を持たなくてもいい。

「相手その人自身がどんな人なのか」に目を向ければ、とたんに興味の持てる

楽しい話に変わります。

こうやって、知らない話が知っている話に変わってゆきます。

情報ではなく、出来事でインプットされていくので、リアルに記憶されますよ。

新しい登場人物をイメージできると会話は最高

質問上級編。さらにお話をふくらませる質問があります。

それは相手の話を聞いて、そこにまだ話にでていない人物を登場させること。

例えばゴルフの話。

まずは「ゴルフが好きなその人」でイメージを広げます。

まだお話の中には、話し手その人しか登場していません。

そこで、「話し手」「ゴルフ」でほかにかかわりがありそうな人を想像してみましょう。

一緒に回る人、キャディーさん などが思い浮かんだら、

話し手とその人との間でどんなことがありそうかを想像してみます。

「キャディさんともお話ししたりするんですか?」

「一緒にまわるのは仕事関係の人なんですか?」

他の登場人物が増えると、その人との関係性など人間関係が見えてきます。

そうするとエピソードを聞かせてもらいやすいのです。

結婚している人になら

奥様、だんな様を登場させると楽しい展開になりやすいです。

「ゴルフの日、朝奥さんは起きてくれるんですか?」

「ゴルフに行くのは、奥さんの機嫌はどうなんですか?」

「日頃、フォローしたりしてるんですか?」

釣り好きの人でも同じように展開できますね。

「釣って帰ってきたら、奥さんは何か言ってくれるんですか?」

野球好きの人なら

「テレビで試合見てるときに、邪魔されたりしない?」

 

独身なら

彼・彼女、友達、親や兄弟などを登場させてみましょう。

内容によっては上司や同僚を登場させても楽しくなりそうです。

 

訓練

 

①女性が「私、最近ヨガにはまってるんですよ」と話し始めました。

まずは5W1Hのような質問からで構いません。

例)週に何回ぐらい行くんですか?etc

 

②今度は「ヨガにはまっているその人」から想像を。ヨガにはまっている女性は

どんなことをしたり思ったりしそう?そのまま質問もできますよね。

例:体がやわらかそう→やっぱり身体もやわらかいんでしょうね?etc

 ③「ヨガにはまっているその人」と関わりがあるのはどんな人たちでしょうか?

そこから質問をするとしたらどんな質問になりそうですか?

例:インストラクター ⇒インストラクターはやっぱりスタイルいいんですか?etc

④もし結婚している人だとしたら、ダンナ様をお話に登場させてみるのも

おすすめです。 どんな質問が思いつきますか?

 

例:だんな様は、変化に気づいてくれますか?etc

 

これで知らない話は解決です。

話題そのものに全く興味がなかったり知らない話のときに、それだけで会話に戸惑うのは本当にもったいないこと。

あなたが興味をもつべきは、話題そのものではなく「相手その人自身」です。

 

価値観が違うとき

相手と自分の考え方や感じ方が違った時、共感・反応しづらいものです。

例えば、気温が12℃のときに

「今日はあったかいね」

と投げかけられた。

「うっそー。寒いよ」

と私は感じる、といったパターンのときです。

「本当ですね」

というのはウソになるし、

「そうですか!?寒いでしょう」と反論するのも

おかしい気がして戸惑ってしまうわけですね。

程度が大きくなると、

「子供は中学から私立に行かせるべきよね」とママ友に言われ、

「いやそんなことはないと思う」みたいな大きな価値観の違いが出てきます。

このとき「相手がおかしくて自分が正しい」という考えが邪魔をします。

価値観を雑談に持ち込むと、かいわは苦しくなる一方。

相手の価値観を変えて、自分と一緒にしたいとおもわないこと。

しっかり反論するのは、自分に実害があるときだけで構いません。

「子供は中学から私立に行かせるべきよね」

と、「私はこうしたい」「私はこう考えている」と言っているだけの人に対して、

それをくつがえさせる必要はありません。

「子供は中学から私立に行かせるべきよね。あなたも絶対にそうした方がいい。

公立に行かせるなんておかしい」

と価値観を押し付けられた(これが実害)ときに初めて、あなたのおもいを相手に

伝えるということでも遅くはありません。

こういう時は、

 

あなたにとっては●●なんですね」という言い方がおすすめです。

 

「12℃っていうのは、●●さんにはあったかいんですね」

「●●さんには、私立っていのは大事な事なんだね」

否定も肯定もしない言い方

「自分はこうだ!」というのはいったん横へ置いておいて、

「あなたには●●なんですね」という言い方をしてみてください。

このような言い方で受け止めてもらえると、話し手が話しやすくなります。

ですから、どうしてそう思うのかまで話してくれる可能性が高くなり、

聞き手が納得できる理由付けを教えてもらえる場合も出てきます。

 

雑談ですから、大事なのは会話が続くことや互いの理解ができること。

互いの意見をぶつけ合う必要はありません。

これまで自分の中にはなかった価値観を聞かせてもらうことで、視野がぐんと広がります。世の中にはいろんな人がいることが理解できますよ。

 

例:「男は絶対に顔だと思う!」⇒「●●さんは顔が重要なんだね」

例:「職場歩いて5分かかる。すごく遠い」

               ⇒「●●さんには5分はけっこう遠いんですね」

この一言がいえるだけで、意外と気持ちは楽になりますよ。

 

 

 

 

 

コミュニケーション会話術 DVD講座 聞くコース(知らない会話になったときLesson3のDVD) レビュー

まとめ

 

 

・話題そのものが話しの中心では、興味が持てないこともあるでしょう。

話の中心は話題そのものでなく、相手その人自身です

 

・自分も話さなければならない、話題そのものについてはなさなければならない

というのは誤解です。

 

・知らない話になったら、話題そのものではなく

その人が「しそうなこと」「思いそうなこと」「言いそうなこと」

を自由に想像してみましょう。

そこからいろんな質問ができます。

 

 

・野球がすきなひとへ「野球って」と質問するのではなく、

「あなたは野球をみるときには」のように相手その人自身への質問にします。

・まだお話に登場していないけど、かかわりがありそうな人物まで想像できると

さらにいい質問ができます

・知らない話が知っている話しに変わるのはとてもすばらしいこと

是非おしえてもらってください

・価値観が違う話を聞きにくいのは、「自分が正しくて相手がまちがっている」

と思うから。雑談にはこの判断は持ち込まないようにしてみてください

・価値観が違ったときには「あなたにとって●●なんですね」という

ニュアンスの言い方がおすすめです。 否定も肯定もせず

相手を認める言い方です。

 

今回はよくある知らない会話になったときの対処方法でした。

 

今回のパターンも日常会話に活かしていきたいですね!
次回は

 

 

talkskill.hatenablog.com

 になり最後となります。