トークスキル上達への道

会話術について書いていきます。

人を怒らせない話し方 46のルール 野口 敏 感想 ネタばれ


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人を怒らせない話し方46のルールを読んでいると

よほど人に怒られてるから

勉強のために読んでいる?

と思われると思います。

僕は、たまに言葉でやらかしてしまうこともありますが

そこまで怒られていないと思います。

ただ、本を読み進めると

自分が気づかないところで、まずいフレーズを使っていることが多々あることに気づかされました。

この本の帯にかいてある


あなたが

気づかない

会話のワナ



接続詞は

「でも」

「だって」

敬語ではしゃべりすぎ

自分の話が先行する

なかなか非を認めない

という文字が心に引っかかりました。

確かに、

「でも」

「だって」

を使う癖があるかも~と。



内容紹介


商品の説明
内容紹介
なぜ自分が喋ると、あの人はイライラしてしまうのか。
本書は相手の感情を気にして、思ったことが言えない人たちに向け、
「誰にも怒られない」話し方のコツを、具体例を挙げながら解説していきます。
話し方教室の現場にいるからこそわかる、気づきにくい「人が怒る意外な理由」。
「誰にも怒られない話し方のコツ」満載です。

内容(「BOOK」データベースより)
好感度アップのコツ満載。あなたが気づかない会話のワナ。

著者について
野口 敏 (のぐち さとし) プロフィール
株式会社グッドコミュニケーション代表取締役。1959年生まれ。関西大学経済学部卒。2009年に出版した『誰とでも15分以上会話がとぎれない! 話し方66のルール』(すばる舎)が80万部超のベストセラーとなる。TALK&トーク話し方教室(http://www.e-0874.net/)を主宰し、東京、大阪でコミュニケーション講座を開催。これまでに5万人以上の受講生のコミュニケーションに大きな変化をもたらした。他の著書に『一瞬で心をつかむ話し方』(学研)、『一緒にいて疲れる人の話し方 楽な人の話し方』(KADOKAWA)などがある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野口/敏
株式会社グッドコミュニケーション代表取締役。1959年生まれ。関西大学経済学部卒。TALK&トーク話し方教室を主宰し、東京、大阪でコミュニケーション講座を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



人を怒らせない話し方 46のルール

人を怒らせない話し方 46のルール



さて、この本の構成をお話しします。

全8章で以下のような構成になっています。

1章 気づかないうちに相手を怒らせる5つのタイプ

2章 初対面での失敗を防ぐには

3章 損する話し方を職場でしていませんか?

4章 あとあとの年長者を怒らせる若者言葉の罠

5章 悪口にならない賢い言い換え術

6章 怒られたくなければ感じのいい人になれ

7章 クッション言葉を使いなさい

8章 分かり合えない相手と付き合う技術

怒らせない話し方というより、

人とうまくいく話し方のフレーズや言い回しみたいなのが書かれています。

クッション言葉など言い回しを多く知っていれば、


事を荒立てずに済むし、

今後の人間関係がスムーズになります。

著者の野口さんが


はじめに

のところで書いてありますが、


思いやりがあれば克服できる!

これに尽きるんじゃないかなと思います。


会話は言葉のやりとりでなく、


心のやり取りです。


相手を怒らせないようにするためには、

相手の気持ちに寄り添う思いやりが必要


だってことですね。


この本で自分がよくやってしまうパターンでぐさりと胸にささったものがあります。


第1章の2 「でも」より「そうだね」。 相手の言葉は肯定語で受ける


というものです。


僕の口癖は

「でも」

「いや」

「違うよ」

と相手の言葉を無意識に否定語で受けてることが多いです。



その

「でも」

こそが人から煙たがられている原因になっているらしいです。

何故なら

「でも」

という言葉を最初に使ってしまうことで、


すでに

「あなたの意見は間違っている」

という言葉が盛り込まれているからだそうです。


本書の例でいうと

相手

「ねぇ、今度の日曜日に遊園地に行かない?」

あなた

「でも、日曜日は天気がくずれるからやめたほうがいいよ」

すると相手にとっては

君の提案は、間違っている。その日は天気が崩れるからダメ」

といわれたのと同じ心のダメージを受けるでしょう。


しかし、ほんのちょっと言い方を変えるだけで相手の印象はかなり変わります。


たとえば、

「そうだね。遊園地は楽しそうだね。
 
 でも、日曜日は雨が降りそうだからインドアで遊んだほうがいいかもよ」

と答えるだけで相手のダメージはかなり減ります。



同じように

「でも」

を使っていますが、

その前に

「そうだね(相手の意見に同意)。遊園地は楽しそうだね(自分の感情)」

というクッションとなる言葉が入っています。

すると

いつの間にか

「でも」

は自分の意見を否定した形で使っていることになるのです。


このように

相手の言葉を肯定してから自分の意見を述べる 

事が最も重要です。

よくYESで受けていたほうが肯定されて話が続けやすいということは

昔から聞いたことがあります。


まぁテクニックっぽいですが

大事なのは相手の心に寄り添って

言葉を発すれば自然にできることかもしれません。


なかなかそれができないので

何度も本書を読んで

いろんなケースで使えるように

言葉を知っておくことは大事なことだと思います。


社会に出てもあまり人と接することが得意でない自分にとってはよても良い本だとおもいましたよ。


人を怒らせない話し方 46のルール

人を怒らせない話し方 46のルール